はじめよう。美しいあの場所へ、迷子にならぬ様、ワタシへの道標となる様に。

瞳に映る生命の息吹、耳から観える生命の動き、感じる景色。繋がる精神の緒。

脈脈と繋がるこれまでこれからのど真ん中。感じるままに三輪福綴りに記して行こう。


2018年9月13日木曜日

3年ぶりのイギリスはダートモアから




3年前の夏至の頃、当時イタリアはミラノ行きが不意にキャンセルとなり、
大きく舵をきっての、イギリスはダートモア行きへ流れが決まった。
目的は夏至の太陽を迎えると同時に、自分で製作するメディスンドラムを作ると言う事だった。
目的地まで一人で初めての旅。

着陸したヒースロー空港では、どこか懐かしくまるで海外では無いような不思議な感覚に。
そこからバスを乗り継ぎ、仲間たちの元へ。
ドラムを製作する場所は、イギリス南西部のダートモアと言う自然豊かな国立公園内。
手ほどきを受けながら丁寧に神聖な空気感の中、製作となった。
夏至当日、朝日を迎え入れる為、製作した仲間たちと、古代からのストーンサークルへ向かう。
何をして来た人生かを既に、仲間たちにも伝えていたので、リクエストに
太陽と共に踊って、、、と友人たちが声かけていた。
なるようにと委ねながら静寂な夜明け前。
太陽が昇ってくる気配、目を閉じると太陽の光が瞼をすんなりと通過して私を
すっぽりと包み込んで来た。身体中に太陽の繊細でダイナミックな母性?父性?が
振動して、その中で自由自在に動いていた、、、、。
けれど、実際には友人曰く、全く微動だにしていなかった身体。
あの感覚は今でもしっかりと記憶に鮮明に今も側にある。
そんな夏至を迎えてから、太鼓を日本へ持ち帰っては海に向かってほとんどの日々を
響かせていた。
時が巡り、今年の3月3日に初めてお会いしたデザイナーのうさぶろうさん(うさと)の
fashionshow&musicとなるステージに参加させていただく事になりました。
自然素材の美しい生地に施されているデザインや想いの純粋性。
それらは、3月にも感じながらも今回の日々の交流で更に気づかせていただく事に。
ライブでご一緒させていただいたメンバーには、Knobさん、石坂亥士さん、魂宮時さん、
岡野弘幹さん。Knobさんとは今年はマヤ暦元旦にジュエリーアーティスト易夏さんの展示会に場開きとして共にライブへ上がらせていただき、石坂亥士さんとは以前、浅草の蔵にて胎内の中にいるような空間にて演奏をご一緒させていただいたり、またファーストアルバムの「音点〜雫の花〜」では演奏で参加していただいてる。
魂宮時さんとは今年の3月3日のお雛様の節句にご一緒させていただいてぶりの再会となった。



そして、岡野弘幹さんとは、ここ2〜3年とアルバム製作や舞台で共に歩み、たくさん学ばさせていただいているご縁。
メンバーみなさんがそれぞれの道を精進され続けて来た方々ばかりの中、とても
楽しみでもあり、ここに運ばれた今に感謝がふるふる溢れて、、、。
本番まで過ごす日々に、運ばれてくる風から様々な感覚が舞い込んで来ていた。
そして当日、スタッフ一同協力しあって迎えた
本番は、見事に歓喜に包まれていた。
fashionshowに出演された現地の皆さんが纏われた衣装はもちろん、その笑顔がとても美しく輝いていたのが印象的だった。

翌日は、Nigel shaw&Hiroki Okanoスペシャルコンサートに同じくメンバーと共にゲスト出演に。


更にゲストにはディジュにショーンさん、尺八にエイドリアンさんの豪華なセット!
1部にはNigelさん岡野さんによるアンビエントな世界が響き渡り、会場に場が立ち上がっていく。
そして2部からはうさと座のみなさんと共に即興での参加となりました。
会場スタッフさんも同じ気持ちでステージに居てくれたのが印象的だった。
そして、衣装も今回はうさとさんがアレンジしてくださり、2着構成での舞台となりました。

たくさんの感謝と共に巡り巡った今回のイギリス。
今、日本に戻りその余韻に心澄ませて更に、信頼と共に丁寧にまた一歩
歩いて行きたいと思っている。

         





今回、お泊まりさせていただいて居たのは、ダートモアにある
berrywoodというB&B。
毎朝、お味噌汁とお米を朝食におもてなししていただいて
お腹も心も力が湧き続けられたのでした。
オーナーのミホちゃんは本当にダートモアが大好きで
色褪せずそれを持ち続けているのが溢れ出ていた。
そして、旦那様のピートさんは、初日はお話できなかったけれど、
舞台が始まってからは急接近できて、とっても寄り添い
たくさんエールを届けてくれた。
帰りには、朝早くから送ってくれて、「僕の家に泊まりに来てくれて本当にありがとう
いつでも帰っておいで」と涙を見せていた。
心の膜がなくなる様なそんな交流がたくさん!

3年ぶりのイギリスは何かがしっかり始まっている様な
メッセージいっぱいの旅となった。

ありがとう!



(ピートが書いたみんなの絵)




          (丁寧に衣装をケア&コーディネートされているうさぶろうさん)


         (移動道中の野生のベリーとの出会いを楽しむメンバー)