はじめよう。美しいあの場所へ、迷子にならぬ様、ワタシへの道標となる様に。

瞳に映る生命の息吹、耳から観える生命の動き、感じる景色。繋がる精神の緒。

脈脈と繋がるこれまでこれからのど真ん中。感じるままに三輪福綴りに記して行こう。


2023年2月17日金曜日

コシチャイムサウンドヒーリング 精麻クラフトワーク 

 横浜ナチュラルハーモニックプランツさんでの展示も無事に結びとなりました。

たくさんのご来場ありがとうございました。

展示期間中、別会場となるTsukinokiさんにて、精麻deコシチャイムをオリジナルにアレンジしたものを制作するワークショップをナビゲートさせていただきました。

それぞれのバイブレーションとより馴染む、そんな作品が完成し、

その後は、皆でコシチャイムを奏で、少しサウンドヒーリングの時間を持ちました。

最後には、tsukinoki主宰の紘子さんのお料理にもサウンドがたくさん響き合っていて

いつもに増して、どこか光を放っているような心づくしの直会となりました。


今回のワークショップにご参加いただいた中から、地域のしめ縄奉納へ還元して行けるような

新しい一歩が始まっていきました。

今後も、各地で開催して行きたいと思います。

ご要望などありましたら、ぜひお気軽にお声掛けください。


感謝





2023年2月9日木曜日

節分はusaato Kyoto にて福きたる


2023年の節分に、神楽太鼓奏者の石坂亥士さんと共に
服に福を浴びてもらいそのバイブレーションが輪となって
広がっていく様に、、、!
と言う演題をいただき、当日までどのような場が立ち現れるかを
日に日に静寂へと歩んでいった様なそんな不思議な旅路に。
店長の奥村さんからいただいた今回のお話からは、
新しい風をふわりと運んできていただいた様で
そのご提案いただいた全てには、神計らいの様な
合いの手でどれもが励まされる様な内容だった。

さまざまなシチュエーションでご一緒してきた
信頼おける楽士の石坂亥士さんも今回ご一緒していただけると
なっては、もう百人力なのだ。
「即興」と言う領域の中、ただ「即興」と言うものでもなく
うまく表現できない眼差しを共に持ち合わせていると確信している
アーティストで、舞台へ入って行くには
大袈裟に言うならば、今世でやり残したくないくらい
宿題を今もこれからも舞台を通して経験して行きたいと
そう思える存在の方。
ますます精進して行きたく。

「服に福を」
そんなうさとの衣服が出来上がるまでの過程や
意識の届けられ方もすべて、これまでの歴史があるにせよ
留まらず、進化し続けているブランドなのだと
今回、そこに並ぶ衣を見ていてそう感じた。
その一点に、音や舞と言ったハタラキを
大切に見据えていただけた事に驚きと感謝が
同時にやってくるような、光栄に尽きる機会となった。


今回は、普段衣装として着ているものではなく、
スタッフさん達に、うさとの展示に並ぶ衣服の中から
衣装としてのコーディネートをしていただき、それらを
纏っての舞台となる事に。
真新しい感覚は常にあるにせよ、今回はそんな意味からも
とても新鮮な幕開けになって行った。
白を基調としたワンピースの裾は、円形ではなく、八角形になっていて、
回ると、その角が放射するテンションを肌に感じて
改めてとても感銘を受けながら
次々とコーディネイトが進んでいった。
亥士さんの纏われる衣装は、深い黒檀染めの羽織や、紫を基調とした
パンツ、襟元には差し色となるシルクのスカーフ。
もともと着られていた様な出立ち。
衣装となるものからの動きの影響は確かにあって
うさとの衣服は何かを心地よいナビゲートする感覚が
いつもあって、今回も同じく、、、!


空間に、そして空間を広げるように、
音が重なる程にさまざまな音が向こう側から
立ち現れてくる。

幾何学模様の様なものが見えた一瞬を感じ
その後は、そのものへ私もそっと歩み始めていった。


終演後、あたりを見渡すと
衣服も、場も、人もどこか生き生きと
見えて嬉しくなった。


節分
立春

そんな陰陽のちょうど節目となる時に
めでたく 無事を迎えられた事
とっておきの終わりの始まりとなったのでした。


ふくふくふく


感謝















 

2023年1月7日土曜日

和暦正月〜横浜ナチュラルハーモニックプランツさんへ

 


2023年の始まりは、横浜ナチュラルハーモニックプランツさんリニューアルに向けて

展示のリクエストをいただき、今回の機会には、祝祭をテーマにした

精麻や、梅苔朴などを使った作品展示を予定しております。

これまで舞台や、暮らしに密接だった全てが一つの「祝い」「兆し」「始まり」と言った

節目に合わせて取り入れていただけるようなとっておきをお披露目できたらと日々制作を

進めています。

1月22日〜2月15日

ぜひ、新しい始まりに合わせて出逢ってください

2022年12月15日木曜日

奥能登 珠洲 火熾し神事映像記録ダイジェスト

 先月、執り行われた「火様」と新しい火を合わせる儀に伴って

火熾し神事が執り行われた。

神楽として石坂亥士さんと共に炭焼き窯にて即興神楽にて舞を無事納めることができました。



2022年11月10日木曜日

火熾し神事


先日の群馬は前橋の八咫烏神楽を終えた足で
能登へ戻っては、駆け足でリセットしてすぐに
火熾し神事へと向かって行きました。
奥能登珠洲 5年越しの火熾し神事を無事納める事が叶いました。
株式会社ノトハハソ(旧大野製炭工場)の炭焼き窯にて
能登は七尾中島町にて暮らしの火として300年以上も前より守られてきた火、「火様」。その分け火が、ノトハハソさんの炭焼き窯に新しい火と合わせ火となり一つの窯へ炭を生み出す為に共に燃え出しました。そんな大きな節目にあたり、以前より代表の大野長一郎さんよりお声をいただきながら、5年もの間、幾度も感覚をすり合わせながら
その時をささやかながら見守るように過ごしてきました。
集落での祭り起こしも見越してのこの神事の開きでは、大野さんの今から見渡せる未来への視力の高さや、俯瞰されている領域など諸々
とても刺激を受け、私自身も芸能に対する立ち位置をあらためて
再確認しながらの今日となりました。
そして、神事がこの「火様」を迎えるタイミングで遂行されることが決まり、遂に動き出したその背景には、とっても大きな「何か」が動いている様に感じざるを得ない不思議な不思議な感覚になりました。
「説明」や「言葉」と言うものを超えていくのが芸能の役割なのだと肌で理解しつつ、今回の大切に温めてこられたこの機会には
以前より大野さんともお話に上がって来ていた、神楽太鼓の石坂亥士さんにぜひとも入っていただきたいと言う事で、前日まで遠い熱海におられたにも関わらず、当日ご一緒くださる事に。
下見も移動直後の当日となり、合わせはなく、場所を決めてそのまま神事へと入って行きました。普段日常的に稼働されている釜の上や周りがすっかり綺麗にお掃除されていて、清浄な場が既に出来上がっていました。
玉串を上げさせていただき、そのまま神楽が始まって行きました。
亥士さんの音が蠢き出したと同時に、合わせ火が入った窯の何かが反応する様にとてつもない響きが会場に膨らみ出してきました。
その後は、ただただあるがままに、、、、。
無事に納められ、直会では火を長年継承されてきた方や、宮司さん、関係者一同が、火について語らう貴重であたたかなひと時となりました。
印象的だったのは、今回感じた大いなるものの計いについて
これまで、そんなはずは、、、と思ってこられた方達も口々に
今回を機に、それらを受け入れる事が(準備が)出来たように思いますと言われていた事。
それらを誰もが違和感を抱かなかった事もとても自然であたたかな
心合わせになっていたように感じました。
直会が終わり、皆が立ち上がった瞬間、舞台で使用した土で出来た焼き物の鈴がパリーんと割れました。
それは、今回の舞のお声かけをいただいた時に、珠洲のお宮で
いただいたものでした。
その地へ確かに根着いたと言うようなサインに思えて、またお役全うしましたとでも言うかのような瞬間でした。
大野さんへ、この土地へ返してくださいとお伝えすると、
クヌギの森へ返しますと言ってくださり、嗚呼、本当に今回のご神事が結びとなり、始まっていくのだなあと思いました。
たくさんの方達に、今回の火熾し神事では意識を合わせ、見守りをいただいていて、それらの全てが一つになって開かれて行くのを終始感じていました。
大野さんのこれまで、そしてこれからの展望を
これからもささやかながら見逃さない様、目を耳を凝らして
精進して行きたいと思います。
大野さん、スタッフさん、御参列いただきました皆様、
関係各者の方々、そしてスケジュールを見出しては、遠くより共に神楽をご一緒していただきました石坂亥士さん、ご家族の皆様、デザイナー西原直紀さん、遠くよりお心合わせくださった皆々様へ、心より感謝いたします。
ノトハハソさん















 

2022年9月26日月曜日


 藍建ての発酵途中は自発的にぷくぷくしてくる

いつもは静寂な藍から、この時は沸々と泡の弾ける音から

藍のお話が聞こえてくるような貴重なひととき


気温がどんどん下がってくるこの頃。

藍建てもどんどん手強くなってくる季節



2022年8月28日日曜日

新月染め


 乙女座の新月なる日に大きな大きな生地を下染め。

ダブルサイズのシーツ4枚分になるだろうか。

担いで染めたのは初めてだ。

重い水仕事をしながらも、静寂な心を俯瞰している私がいた。

先ずは撮影へ向けての染め、そして展示会へ。

大きな大麻生地の蚊帳。

寝室にて使用すると空間がスーッと澄んでくる。

虫はおろか、霊的なものからも影響受けないそんな感触。

染めが完成したら、ご希望あればいくつか染め重ねてみたい生地。