2月2日は天河神社では、毎年「鬼の宿」と言う神事が執り行われる。
無事の神事を終えた翌日には、節分祭が拝殿にで始まる。
昨年に続き、今年もご縁賜り、奉納に上がらせていただくことに。
音楽家の岡野弘幹さんの14回目の音霊奉納でもある。
近頃、音楽制作などでもご一緒させていただいていたりで
伝えにくい感覚の部分を理解していただけたりして本当に救われる。
(節分の護摩法要)
天河神社には各地よりたくさんの人が集まり、賑々しく
また、清らかな空気が漂っていた。
護摩法要では、火が立ち上がる以前に、煙が大地を這うように、また
空をまうように、美しい様子を見せてくれた。
しばらくして火が起こり始め、まるで不動明王の様にも思えるその勇ましさと
凛とした姿にどこか自然と同調していく様な感覚にもなったり。
今年も、この天河で制作したメディスンドラムを打ち響かせて
みなさんと共に、般若心経を唱えたりしました。
夜の能舞台での奉納まで時間があると言えど、何も考えられず
本当に、どんな奉納を舞を上げるのか長年舞台に上がってきたと言えども
全く私自身に入ってこなかった。
ただただひたすらに委ねるのみで、本番15秒前にストンと何かが
腑に落ちた様な感覚が舞い込んで来て、舞台へ一歩足が進んでいった。
おかげさまで、無事にご奉納を終え感謝を述べていると、
羽黒山伏の星野先達が舞台まで歩み寄ってくださり、とてもありがたい感覚を
言葉で見せてくださいました。
これまでこれからを全て祝える様な、説明いらずの言霊だった。
芸能者としてどうしてか歩んで来た今世になかなか自身では理解ができずいた道のりに、ほんの少し理解が生まれ始めた節分となった。
(宮司様、山伏様、スタッフ、演者、メディスンドラム隊と)