はじめよう。美しいあの場所へ、迷子にならぬ様、ワタシへの道標となる様に。

瞳に映る生命の息吹、耳から観える生命の動き、感じる景色。繋がる精神の緒。

脈脈と繋がるこれまでこれからのど真ん中。感じるままに三輪福綴りに記して行こう。


2018年5月13日日曜日

長い間、いつかいつかと思ってはなかなか取り組めなかった「正藍染」。
GWの合間を縫って8日間の学びを朝から晩まで肌と感覚に乗せて帰って来た。

藍染と言うと、色落ちするから何回かお洗濯してから色が落ち着く頃に
纏うといいとか言われたり聞いたり。

今回の学びでは、本来の藍染はそうではない事をしっかりと目撃して来た。
堅牢度の高い、灰汁だけで藍を建てていくその過程がなんとも生命の力を
感じた。

奥深い透明感ある青。

水や空気やお日様の力を借りて、浮かび上がる青。
幾度も重ねていく染めによって、藍が藍を呼ぶ瞬間が感動の時!

藍の恩恵は、沢山ある。

まだまだ始まりの手前。

これから、自身で良質のスクモと灰汁を使って藍建てに取り組もうと思う。

舞台上での役割も、「水」などの役割が多く、いつか自分で染めた藍で水を表現した
衣装で「そのもの」のメッセージをバトンできたらと思う。

今、置かれている環境や心のテンションなど、言葉で表現仕切れない「間」を
時空を飛び越えふたたび出会いたい。