はじめよう。美しいあの場所へ、迷子にならぬ様、ワタシへの道標となる様に。

瞳に映る生命の息吹、耳から観える生命の動き、感じる景色。繋がる精神の緒。

脈脈と繋がるこれまでこれからのど真ん中。感じるままに三輪福綴りに記して行こう。


2021年8月14日土曜日

実用の美への共鳴


展示作品をお天気を望みながら少しづつ染めている。
今年もナチュラルハーモニックプランツさんよりお声かけいただき
ありがたい気持ちと、昨年より1ミリ程成長していたらいいなあと
少し背伸びして、シンプルながら生地をひたすらに染め重ねる日々。
今年は、紫に近い程の藍の重ねの色となって来ているものも
誕生し、藍のノリがいいもの、ゆっくりのものと同じ生地でも
オリジナル感が見えてそこがまた嬉しい。
手ぬぐいも勢いと夢中さが相まって20回以上の染め重ねになってきた。
同じ手ぬぐいでもこれだけ重ねると重みが違ってくるよう。
藍は世界で一番古い染色との事も耳に目にする。
それはどうあれ、これまでの歴史から
この藍染めを必要とし、繋いで来た先人達に感謝と
それ以前に、染めをしている最中にはその古き先人たちと
まるで話をしているような感覚になってくる時もある、、
気がする。
「色」と言う神秘だけではなく、そこに秘められた藍の薬効というか
作用は、ただ単純に色を楽しむという現代の感覚とは違う
もっと生命に近いところでの必要性が暮らしにあったのだと
感じる。目の前に現れる色や風合い。その以前にある自然界からの
旅路、関係、循環。
頭で読み解こうとすると解けない領域へもっと自由に泳いで行きたい。





 

 

 

2021年8月6日金曜日

Miwafukuの手しごと展2021

 暑い夏がこちらにもやってきている。

ことしはのんびり自分用に染めを、、と思っていた矢先に、横浜ナチュラルハーモニックプランツさんから展示会のお誘いがあった。

7月からのヘンプフェアのご提案だった。

春がゆっくりはじまる工房では

7月に間に合う作品はきっと出来ないと思い

また、今回のテーマは「眠りの目覚め」にしたく

その旨をお伝えし、9月からの展示が決まって行った。

2ヶ月あると思いながらも、正藍染は何より

手間暇がかかるので、気がつけば展示まで目前に。

無地染めに徹した3年ちょっとはあっという間で

今回は一部、グラデーション染めも出してみようと思

う。