はじめよう。美しいあの場所へ、迷子にならぬ様、ワタシへの道標となる様に。

瞳に映る生命の息吹、耳から観える生命の動き、感じる景色。繋がる精神の緒。

脈脈と繋がるこれまでこれからのど真ん中。感じるままに三輪福綴りに記して行こう。


2019年10月27日日曜日

てらからそらへ

10月25日、東京FMホールにて
舞台「てらからそらへ」を迎えた。

今回、うさぶろうさんが舞降ろされた衣装は
羽衣の様な軽やかさでした。

一部のはじまりに
ピアニストのデルガードさんと、石坂亥士さんの
即興演奏から始まった。
控え室よりその始まり行く音の響きに
これから舞台へ行く道筋が見えた気がした。

バレエダンサーの野島和友さんが、花のオブジェ「秋かける龍」の後ろから
すっと表れ、空間にその心が螺旋を描く様な場を生み出して行った様にこちらの
感覚に語りかけてきた。





そこから紡がれて行った、デルガードさんのソロ演奏。
吸い付く様な鍵盤へのタッチ、飛び跳ねるような全身全霊の演奏。
アンコールから、予定より数十分響き続けたメロディ。
そこからは、時間の花が浮かび上がってきた様でした。

二部はうさと座

はじまりの空間に、一歩踏み入れると、
そこには記憶を辿ると、ふわりと軽やかな
空間があった様。
ステージだけではなく、観客席からも無意識の
糸が、丁寧に織りなされてくる様な
不思議な感覚だった。
Knobさん、石坂亥士さん、魂宮時さん、茶喜利さん、安満沙和子さんと
共に混ざりあっていく世界。
スタッフさん達のサポート。


大切な根底に安心感があるからこその、最大の緊張感を持って
入って行った舞台だった。

てらからそらへ


能登から旅を共にした、竹からいただいた
葉っぱを採りに行くと、その根元には
白い蛇の抜け殻がある、、、
と思い、手を差し伸べてみると、
違う。
まだ抜けていない白蛇だ。
可愛い目でこちらを見ては
ダルマさんが転んだをしている。
ジーっと。

笹をいただきますね
とお伝えして、東京へ。
飛行機に乗せて大切に運んだ。
舞台で、お役果たした笹を

今日、元の大地にお返しします。




写真  Akiko Hotta



感謝