はじめよう。美しいあの場所へ、迷子にならぬ様、ワタシへの道標となる様に。

瞳に映る生命の息吹、耳から観える生命の動き、感じる景色。繋がる精神の緒。

脈脈と繋がるこれまでこれからのど真ん中。感じるままに三輪福綴りに記して行こう。


2023年2月9日木曜日

節分はusaato Kyoto にて福きたる


2023年の節分に、神楽太鼓奏者の石坂亥士さんと共に
服に福を浴びてもらいそのバイブレーションが輪となって
広がっていく様に、、、!
と言う演題をいただき、当日までどのような場が立ち現れるかを
日に日に静寂へと歩んでいった様なそんな不思議な旅路に。
店長の奥村さんからいただいた今回のお話からは、
新しい風をふわりと運んできていただいた様で
そのご提案いただいた全てには、神計らいの様な
合いの手でどれもが励まされる様な内容だった。

さまざまなシチュエーションでご一緒してきた
信頼おける楽士の石坂亥士さんも今回ご一緒していただけると
なっては、もう百人力なのだ。
「即興」と言う領域の中、ただ「即興」と言うものでもなく
うまく表現できない眼差しを共に持ち合わせていると確信している
アーティストで、舞台へ入って行くには
大袈裟に言うならば、今世でやり残したくないくらい
宿題を今もこれからも舞台を通して経験して行きたいと
そう思える存在の方。
ますます精進して行きたく。

「服に福を」
そんなうさとの衣服が出来上がるまでの過程や
意識の届けられ方もすべて、これまでの歴史があるにせよ
留まらず、進化し続けているブランドなのだと
今回、そこに並ぶ衣を見ていてそう感じた。
その一点に、音や舞と言ったハタラキを
大切に見据えていただけた事に驚きと感謝が
同時にやってくるような、光栄に尽きる機会となった。


今回は、普段衣装として着ているものではなく、
スタッフさん達に、うさとの展示に並ぶ衣服の中から
衣装としてのコーディネートをしていただき、それらを
纏っての舞台となる事に。
真新しい感覚は常にあるにせよ、今回はそんな意味からも
とても新鮮な幕開けになって行った。
白を基調としたワンピースの裾は、円形ではなく、八角形になっていて、
回ると、その角が放射するテンションを肌に感じて
改めてとても感銘を受けながら
次々とコーディネイトが進んでいった。
亥士さんの纏われる衣装は、深い黒檀染めの羽織や、紫を基調とした
パンツ、襟元には差し色となるシルクのスカーフ。
もともと着られていた様な出立ち。
衣装となるものからの動きの影響は確かにあって
うさとの衣服は何かを心地よいナビゲートする感覚が
いつもあって、今回も同じく、、、!


空間に、そして空間を広げるように、
音が重なる程にさまざまな音が向こう側から
立ち現れてくる。

幾何学模様の様なものが見えた一瞬を感じ
その後は、そのものへ私もそっと歩み始めていった。


終演後、あたりを見渡すと
衣服も、場も、人もどこか生き生きと
見えて嬉しくなった。


節分
立春

そんな陰陽のちょうど節目となる時に
めでたく 無事を迎えられた事
とっておきの終わりの始まりとなったのでした。


ふくふくふく


感謝