はじめよう。美しいあの場所へ、迷子にならぬ様、ワタシへの道標となる様に。

瞳に映る生命の息吹、耳から観える生命の動き、感じる景色。繋がる精神の緒。

脈脈と繋がるこれまでこれからのど真ん中。感じるままに三輪福綴りに記して行こう。


2022年12月15日木曜日

奥能登 珠洲 火熾し神事映像記録ダイジェスト

 先月、執り行われた「火様」と新しい火を合わせる儀に伴って

火熾し神事が執り行われた。

神楽として石坂亥士さんと共に炭焼き窯にて即興神楽にて舞を無事納めることができました。



2022年11月10日木曜日

火熾し神事


先日の群馬は前橋の八咫烏神楽を終えた足で
能登へ戻っては、駆け足でリセットしてすぐに
火熾し神事へと向かって行きました。
奥能登珠洲 5年越しの火熾し神事を無事納める事が叶いました。
株式会社ノトハハソ(旧大野製炭工場)の炭焼き窯にて
能登は七尾中島町にて暮らしの火として300年以上も前より守られてきた火、「火様」。その分け火が、ノトハハソさんの炭焼き窯に新しい火と合わせ火となり一つの窯へ炭を生み出す為に共に燃え出しました。そんな大きな節目にあたり、以前より代表の大野長一郎さんよりお声をいただきながら、5年もの間、幾度も感覚をすり合わせながら
その時をささやかながら見守るように過ごしてきました。
集落での祭り起こしも見越してのこの神事の開きでは、大野さんの今から見渡せる未来への視力の高さや、俯瞰されている領域など諸々
とても刺激を受け、私自身も芸能に対する立ち位置をあらためて
再確認しながらの今日となりました。
そして、神事がこの「火様」を迎えるタイミングで遂行されることが決まり、遂に動き出したその背景には、とっても大きな「何か」が動いている様に感じざるを得ない不思議な不思議な感覚になりました。
「説明」や「言葉」と言うものを超えていくのが芸能の役割なのだと肌で理解しつつ、今回の大切に温めてこられたこの機会には
以前より大野さんともお話に上がって来ていた、神楽太鼓の石坂亥士さんにぜひとも入っていただきたいと言う事で、前日まで遠い熱海におられたにも関わらず、当日ご一緒くださる事に。
下見も移動直後の当日となり、合わせはなく、場所を決めてそのまま神事へと入って行きました。普段日常的に稼働されている釜の上や周りがすっかり綺麗にお掃除されていて、清浄な場が既に出来上がっていました。
玉串を上げさせていただき、そのまま神楽が始まって行きました。
亥士さんの音が蠢き出したと同時に、合わせ火が入った窯の何かが反応する様にとてつもない響きが会場に膨らみ出してきました。
その後は、ただただあるがままに、、、、。
無事に納められ、直会では火を長年継承されてきた方や、宮司さん、関係者一同が、火について語らう貴重であたたかなひと時となりました。
印象的だったのは、今回感じた大いなるものの計いについて
これまで、そんなはずは、、、と思ってこられた方達も口々に
今回を機に、それらを受け入れる事が(準備が)出来たように思いますと言われていた事。
それらを誰もが違和感を抱かなかった事もとても自然であたたかな
心合わせになっていたように感じました。
直会が終わり、皆が立ち上がった瞬間、舞台で使用した土で出来た焼き物の鈴がパリーんと割れました。
それは、今回の舞のお声かけをいただいた時に、珠洲のお宮で
いただいたものでした。
その地へ確かに根着いたと言うようなサインに思えて、またお役全うしましたとでも言うかのような瞬間でした。
大野さんへ、この土地へ返してくださいとお伝えすると、
クヌギの森へ返しますと言ってくださり、嗚呼、本当に今回のご神事が結びとなり、始まっていくのだなあと思いました。
たくさんの方達に、今回の火熾し神事では意識を合わせ、見守りをいただいていて、それらの全てが一つになって開かれて行くのを終始感じていました。
大野さんのこれまで、そしてこれからの展望を
これからもささやかながら見逃さない様、目を耳を凝らして
精進して行きたいと思います。
大野さん、スタッフさん、御参列いただきました皆様、
関係各者の方々、そしてスケジュールを見出しては、遠くより共に神楽をご一緒していただきました石坂亥士さん、ご家族の皆様、デザイナー西原直紀さん、遠くよりお心合わせくださった皆々様へ、心より感謝いたします。
ノトハハソさん















 

2022年9月26日月曜日


 藍建ての発酵途中は自発的にぷくぷくしてくる

いつもは静寂な藍から、この時は沸々と泡の弾ける音から

藍のお話が聞こえてくるような貴重なひととき


気温がどんどん下がってくるこの頃。

藍建てもどんどん手強くなってくる季節



2022年8月28日日曜日

新月染め


 乙女座の新月なる日に大きな大きな生地を下染め。

ダブルサイズのシーツ4枚分になるだろうか。

担いで染めたのは初めてだ。

重い水仕事をしながらも、静寂な心を俯瞰している私がいた。

先ずは撮影へ向けての染め、そして展示会へ。

大きな大麻生地の蚊帳。

寝室にて使用すると空間がスーッと澄んでくる。

虫はおろか、霊的なものからも影響受けないそんな感触。

染めが完成したら、ご希望あればいくつか染め重ねてみたい生地。


2022年7月22日金曜日

舳倉島 奥津比咩神社 


輪島港から船で1時間半程のところにある島「舳倉島」へ
初めて渡った。
島のお祭りが開催されると言うことで、
そのお宮での奉納舞のお声がかかっていたのだ。
氏子さん達、関係者だけのお祭りであり、ご神事。
舞を通しての参列に身も引き締まる思いで
1人船に乗る。
海の道中、七ツ島が見えてきた。
独特ないでたちで海の真ん中に佇んでいた。
360度見渡してもひたすらに群青色の海の中
向こうの方からその島が見えてくると、まるで無人島で
誰かを待っている時の様なそんな感覚。
無人島には行った事はないけれど。
七ツ島を横切りしばらくまた船は舳倉島を目指す。
船の中では昔の海人さんの海のお仕事風景や、島の文化などのVTRが
流れている。とっても非日常に見えるけれど、島の人々にとっては
日常茶飯事。
昔、海女さんをテーマにした振り付け演出をした舞台があって、
この、舳倉島の資料を一部読んだことがあるけれど、
まるで人魚のように半裸でそれは見事に深く深く潜られる。
懐かしい故郷にでも還るかの様な風景。
舳倉島は渡鳥の聖地でもあり、観測所もあった。
そして、印象的だったのが、360度どこも祈りの場が点在していて
素朴で美しかった。
そう、お祭りは奥津比咩神社の境内にて執り行われて
祝詞などの儀礼が終わると、私に声がかかり
無音の中、それは始まっていった。
楽士なしの舞のみの奉納となった。
 波の音、風の音、鳥の声、虫の音、人の意識、場の記憶、、、
さまざまな領域が混ざり合って出会いを確認している。
根源へ繋がっていく。
音がなくなっていく。
舞が始まっていった。
そして、自然に終わっていく頃、
再び音のボリュームが増してきた。
無事、結びを迎え、御同行くださったみなさんに
ねぎらいの言葉をかけていただきながら
場を後にした。

直会を後に、1人一周しようと自転車を借りていると
1人の紳士が御同行くださることになり、自転車でぐるりと一周した。
終始、彩雲が天から見守ってくれているかのような
祝福に満ちた祈りのひとときとなった。

今回のお祭りでは奉納と言うのは初めての事の様で、
お世話くださった方が幾度も、お宮の方へお取次いただいていた事を知り
ありがたい気持ちと共に、全てがスムースに運ばれた事に
心より感謝に満ちた旅となった。








 

2022年7月17日日曜日

暮らしに寄り添う布たち



 

夏が来た

貴重な夏

なんてったてこちらの冬は長いのだ

お日様もなかなか出番がなく待ちぼうけも少なくない

この夏が染めのチャンスとばかりに

リクエストいただく色々を染めるべく大急ぎで染め重ね

いつもこの季節は展示会に出ているけれど いつも目まぐるしく染めては

秋になり、冬があっという間に巡ってきて染め待ちの布たちが棚上げされては長い冬を

じっとこらえて待っている

そして そろそろ灰汁作り 藍建てもしなくっちゃ

セミが一生懸命鳴いている

夏よありがとう

2022年7月14日木曜日

夏至は梅記念日となる


 ちょうど6年前の夏至の頃

梅林とのご縁が結ばれたとき。

今年の夏至は、神奈川県の大山麓にある小さな祠にて、初めてお会いしたミカコさんと

紘子さんの女子3人でお祝いをした。

自然のままにひとときが流れる中、ミカコさんにところに梅おばあさんから一本の電話。

そのおばあさんは、なんと再会を待ち望んだ梅おばあさんだったのだ。

その梅おばあさんが「ぜひ、これから来るように伝えて。今日で梅仕込み最終日よ」との

ご連絡。

予定を自由に残していたのもあり、夏至のお祝いの足で向かう梅おばあさんのもとへ。

何年も前に、そして一度しかお会いしたことがないにもかかわらずしっかり覚えてくださって

いて、なんとも嬉しい嬉しい再会となった。

「梅は翁の様な佇まいでしょ。生半可では出来ないの」と。

そして、在来種の梅の実を持たせてくださり、今年は奥能登へも来てくださるかもしれない!

能登の在来種とおばあさんが大切にしてきた在来種の梅の苗木が出会う時が待っている。

おばあさんの口からは、「梅の神様が結んだご縁だね」と凛とする梅おばあさんからの

とっておきの言霊をいただけた夏至梅記念日!

梅は、無から有へうまれる創造の言霊も持つとか。

今年も梅と共に暮らしの実験が真っ盛り!


感謝